2010年3月23日

上棟直後の建物は不動産?

今日の午前中、幼稚園の1日入園に参加してきました。
1月に現場近くの社宅に引っ越したおかげで、4月から当初予定していた幼稚園に通うことができます。

オレンジポイントが年末に約束したことをきちんと守り、1月10日に工事を再開して3月中旬に竣工していれば、引越しは取り越し苦労だった…と多少は思ったかもしれません。

しかし、現場は上棟直後で時が止まったまま・・・。
妻の「現場近くに引っ越したい!」という提案は、結果的に適切でした。。

工事が中断されて、もう5か月が過ぎようとしています。
屋根もサッシもなく風雨にさらされ続けている我が家は大丈夫なのか。
早く工事を再開させて家族を安心させたいけれど、こればっかりは私一人の力ではどうしようもできず、焦りだけが募る毎日です…。


さて、N設計事務所のT所長、K弁護士、そしてカピバラの3者打ち合わせの続きです。


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カピバラ「建築確認申請書類一式ですが、原本が手に入りましたので、T所長にお渡ししておきます」

「おぉ、そうですか。これでなんとかなりそうですね。改めて確認しますが、設計変更はないということでよろしいですよね?」

「はい。妻にも確認しています」

2月頭に妻がオレンジポイントの事務所に電話したところ、奇跡的にも繋がり女性従業員が応対。
おそらく残務整理でもしていたのでしょうか…。
カピバラ邸に関する書類を今すぐ送れと要求し、建築確認申請書類一式の原本を入手することができたのでした。

この女性従業員、敵か味方かわからずじまいだったのですが、とりあえずこちらの要求に応えてくれたので助かりました。。


続いて建物の所有権に関する話題へ。

カピバラ「引渡前の建物は施工会社に所有権があると聞いたんですけど、今回の場合はどうなりますか? 例えばオレンジポイントが倒産したときに、債権者によって建物を差し押さえられたりしないかどうか心配なんですけど・・・」

K弁護士「建物の登記はまだしていないんですよね?」

「はい」

「過去の判例によれば、『土地に定着して建造され、屋根及び周壁又はこれに類するものを有し、独立して風雨をしのぎ得る外界から遮断された一定の空間を有する建造物』が不動産としての建物ということになります。カピバラさん邸は現在どういった状況なんですか?」

T所長「カピバラさん邸は上棟直後に工事が止まっていて、屋根もふかれてないしサッシもありません。独立して風雨がしのげるとはとても言えない状態です」

「なるほど。であれば、それは不動産と呼べるレベルのものではなく、『土地の付着物』ですね」

カピバラ「ふ、付着物・・・(汗)」

「土地はカピバラさん名義になっているんですよね?」

「そうです」

「でしたら契約解除後は、工事途中の物はあくまでも土地の付着物ですから、土地の所有者であるカピバラさんが所有権を主張できます

「なるほど・・・」

「しかし、オレンジポイントが倒産した場合、債権者である下請け業者がやって来て材料を持って行く…というリスクはあります。もしそうなった場合は、今言った理由でこちらの権利を主張して争うことになりますけど。。」

T所長「まぁ、今の状態で取れる物と言ったら木材ぐらいしかありませんから。加工済みの木材を持って行くなんてことはまずないと思いますよ。もし万が一そういう事態になれば、K弁護士にご協力いただいてもよろしいですか?」

「ええ、その時は対応しますので」

T所長「あと確認ですが…、カピバラさんは一刻も早く工事を再開したいとおっしゃっているので、すぐにでも私が動き出して問題ありませんかね? 例えばカピバラさんの代理人として、私がオレンジポイントの下請け業者と交渉するとか…」

「問題ないと思いますよ」

「それを聞いて安心しました。さっそく動きたいと思います。基礎工事はもう完了しているからいいとして、木工事を担当した業者は作業を中断しているかもしれないので、一度話をつけておかないといけないかもしれませんね。。カピバラさん、打ち合わせの場を設定してもらってもいいですか?」

「わかりました。木工事を担当していたI工務店に連絡して調整します」


希望の光が少しずつ見えてきた…かな?


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