2010年3月18日

怪我の功名?

今後の相談をするため、N設計事務所へ。
N設計事務所のT所長と面談し、これまでの経緯を話します。


土地は購入済みで、所有権は既にカピバラにある。
カピパラ邸工事の費用総額は2700万円

このうち設計代は250万円で、工事費用は通常4回分割で支払うところ、こちらの資金準備の都合で2回目と3回目を一緒にしてもらい、結果として3回払いの契約。内訳は

・工事請負契約時・・・800万円(設計代込み)
・上棟時および中間検査完了時・・・1200万円
・引渡時・・・700万円

昨年10月末に上棟を終え、既に計2000万円を支払っているが、その直後に工事がストップしてしまっている。

弁護士にも相談しているし、オレンジポイントの飯島社長は3月中旬までには竣工させると言っているが不誠実な対応に終始し、工事再開の目途が立たない。

そもそも下請け業者に一銭も行っていないらしい。

もうオレンジポイントには見切りをつけたい。
そこで藁にもすがる思いで、N設計事務所まで相談に来たのです・・・と。


自分は全然悪くないのに、話しているうちに惨めな思いになってきます。
ホントにやるせないですよ。。。


T所長、メモを取りながら私の話を聞いています。

「これは酷いですね…。富士ハウスの物件を途中から引き継いで竣工まで持っていったことはあるのですが、正直ここまで酷い案件に携わった経験がありませんですが、家の状態も心配でしょうから、一刻も早く工事が再開できるよう、こちらとしても協力させていただきたいと思います

「あ、ありがとうございます!(><)」

「あと、持参いただいた書類を見せてもらっていいですか?」


契約書や見積書、図面など書類もろもろをT所長に提示。
パラパラと見るT所長・・・。

「請負契約書ってこの1枚だけですか?」

「えぇ、そうです(汗)」

今どきこんな1枚っぺらの紙で契約するなんてあり得ないですね! 普通はもっと分厚い書類になるハズなんですが…。そもそもオレンジポイントは設計事務所なので、請負契約をすること自体がおかしいです」

本ブログで先日いただいたコメントと同じことをT所長からも言われました。。


「パッと見たところ、設計はそこそこきちんとしているように見えますが、それにしても見積り額が高いですね。倍近くの金額を取ってるかもしれません

「・・・それってぼったくりということですか?」

「まぁ、そこまでは言いませんけど。。例えばキッチンですが、この金額なら相当凄いものが出来上がりますよ

「そ、そうなんですか・・・」
  
妻はキッチンに相当こだわっており、完全オーダーメイドのため、それなりに金額がかかることは認識していましたが・・・。
それにしても「相当凄いキッチン」って、どんなキッチンなんでしょうか。。
普段料理をしない私には想像できません(><)


「この見積書を基に、今の工事の状況から出来高をザックリ計算すると・・・そうですね、多く見積もって出来高は1000万円弱といったところでしょうか。。」


出来高1000万・・・。
ということは、オレンジポイントの見積もりに基づけば、必要な残りの資金は1700万円。。
しかし、仮に「ぼったくり」であれば、もしかして1700万円より少ない金額で済むのかも?

ぼったくり被害にあいつつも、ぼったくり見積りのおかげで新たに用意する資金が少なく済む・・・。
これを怪我の功名と言うべきか・・・、なんとも不思議な気持ちです(><)


T所長との対話は続きます。。


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4 件のコメント:

  1. はじめまして。これまでずっと読ませていただいてました。
    相談できるところがあったこと、ホントよかったなーと思います。
    奥様憧れの設計事務所だったということで、奥様自身もたいへんなショックを受けられているでしょうね…。カピバラさんが頑張っておられるから、奥様も救われますね。応援しております。

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  2. このような場合、二次被害に気をつけてください。。。貴方は法律を何も知らない無垢な状態です。。弁護士でさえ、相談は2~3の事務所にあたって一番合理的な先生を選ぶべきです。(ここまで来て性善説はあり得ません)
    今社会問題になっているのは、債務整理をうたった法律家の不正が多いので、要注意なのです。。

    少なくとも新たな工務店との契約は「出来高払い」しかありえないのではないでしょうか?あくまで「先払い」を要求する工務店であれば、又騙される可能性すらありますよ。。。(一番良いのは完成後、「引き渡し後」の支払いでうが、、、、大手ハウスメーカー以外あり得ないでしょう、、、し)
    この出来高払い(建てた部材や資材、工賃分だけ払う)やりかたは、工務店にとっても合理的なんです。。何故なら建て替え期間が短いからです。。。。貴方が信用力が高いか?工務店が信用力が高いか?実は客観的に見て、、、ここが重要です。。貴方が信用力が高ければ(例えば都市銀行に勤めているとか?、上場会社に勤めているとか?)引き渡し後の一括弁済を要求するべきでしょう。。。そういう環境でなければ、「出来高ばらい」を交渉するべきでしょう。。

    何度も言いますが、貴殿のような場合「渡りに舟」はありません、「泣きっ面に蜂」になる可能性が高い。。。世の中に良い話などありません、、、、慎重に慎重に!

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  3. やあすさま、はじめまして。
    いただいたコメントのおかげで、頼りない私に対する妻の怒りも少しは収まるといいのですが…(苦笑)。
    応援のお言葉、ありがとうございます!

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  4. 匿名さま、ご助言いただきありがとうございます!

    おっしゃるとおり、もう二度と同じ苦しみを味わいたくないので、工事再開に向けては本記事に登場している建築士と連携しつつ慎重に対応しております。

    まだ新たな工務店と契約できていないのですが、少なくとも「出来高払い」にする方向で調整しようと考えております。

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