2010年3月上旬。
N設計事務所、O工務店、そしてカピバラの三者打ち合わせの翌日。
オレンジポイントとの契約を解除した今、もしカピバラ邸が火事で燃え尽きてしまったら誰も補償はしてくれません。
O工務店のY社長の助言に基づき、さっそく保険会社に電話をかけてみます。
電話すると女性が出てきました。
「もしもし、私カピバラと申します。工事用の火災保険について相談させていただきたいのですが」
「工事用・・・」
むっ!なんか通じてないっぽい・・・(汗)
「注文住宅をお願いしていた施主の者なんですけど、設計会社に夜逃げされて工事がストップしてしまっている状態でして。今、工事再開に向けて新しい工務店と話を進めているところなのですが、契約するまでの間に火事が起こったら大変ということで、その工務店から工事用の火災保険に入ったらどうかとアドバイスを受けまして電話させていただいてます」
「え、えーっと、すみませんが、担当の者に確認して折り返しお電話させていただく、ということでよろしいでしょうか」
「わかりました」
んー、こういう話ってあまりないのでしょうか。。
Y社長は「事情を話せば通じるよ」と言っていたのですが(><)
数分後、保険会社から電話がかかってきました。
相手は先ほどの女性ではなく、別の男性でした。
「お待たせして申し訳ございません。カピバラさんに1つお伺いしたいのですが、工事途中のカピバラ邸の所有権はお持ちですか?」
「いえ、まだ登記していないので…」
「そうですか。実は建物の所有者でないと保険に入ることができないもので・・・」
えー、そうなんですか(><)
とりあえず食いさがってみます。
「カピバラ邸は上棟直後で工事が止まっているんですけど、弁護士とも相談したのですが、今の状態は『土地の付着物』でして、土地の所有権は私にありますのでカピバラ邸も私に帰属するということなのですが・・・」(関連記事)
「お気持ちは大変わかるのですが、所有権を証明できるものがないと保険の加入は難しいですね。。」
「そうですか、厳しいですか(><)」
「申し訳ありませんが・・・」
「わかりました。。(しょぼん)」
というわけで、門前払いされてしまいました(><)
Y社長の嘘つき!!
どうしよう・・・別の保険会社に電話してみるか。
でも電話したところで同じような対応をされそうな気がする。。。
よし、ここはY社長に相談するしかない!
Y社長に電話をかけます。
カピバラの得意技「泣きつき」発動です(笑)。
「あーカピバラさん、どうもどうも! 昨日はお疲れさまでした」
「こちらこそありがとうございました。あのー、昨日の打ち合わせで火災保険の話があったかと思うんですけど、保険会社に電話したら『建物の所有権がないからダメ』と断られてしまいまして・・・(泣)」
「そうでしたかー。じゃあ、わかった! うちがいつも懇意にしている保険会社に私から電話して相談してみますよ。折り返しカピバラさんに電話しますから、ちょっと待っててもらえる?」
「わかりました。よろしくお願いします(泣)」
しばらくしてY社長から電話が。
「今ね、保険会社に電話して、カピバラさんの事情を説明しておいたから! 後ほど担当者からカピバラさんに電話がかかってくると思うのでよろしく!」
「あ、ありがとうございます(泣)」
「ただ、こういうのってギブアンドテイクですからね。家が建った後に(家庭用)火災保険などを検討する時は、ぜひ今回の保険会社に声をかけてやってください」
「わかりました!」
こうして、Y社長のお力添えと、紹介された担当者のご尽力により、工事用の火災保険に入ることができました。
Y社長と保険担当者には本当に感謝しています。
Y社長は「ギブアンドテイク」と言ってましたが、まさにそのとおり。
ただ、融資の条件等によりこの保険会社の(家庭用)火災保険に入ることはできないかもしれませんが、家財など別の保険を検討する際に相談しようかなと思っています。
人とのつながりって大切ですよね。
ちなみに保険料は補償期間1年で3万円台でした。
保険契約は建物引渡時に解約となり、工事期間に応じて返金されるとのことです。
これでカピバラ邸がいつ火事になっても大丈夫です!
むしろ燃え尽きて、最初から建て直した方が良かったりして・・・モゴモゴ。
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